2時間連続で行われる会話の講習での、前半部分の様子をご紹介します。
今回の活動は、短く省略された指示を聞いて、その指示通りに動くことができるようになることを目標にしています。日本語を学ぶ初期の段階では、「です・ます」といった丁寧語や、ゆっくりと分かりやすい日本語に触れることが多いですが、実際の仕事現場での会話はそうもいきません。上司が部下に対して指示を出すときに使う言葉は、丁寧語ではなかったり、短く省略されたりすることが多く、テキストには載っていないような言葉を耳にすることになります。
そのため、まずは「指示を出されている」ということにきちんと気づけることが大切です。講習では、キーワードを聞き取り、何をしなければいけないのか、自分が取るべき動作を理解する練習を行いました。さらに、いつ、いくつ、どこに、だれに、どんな、などといった分からない情報がある場合は質問することや、聞き取れなかった部分は聞き返すといった、実際のやり取りを実践的に学びました。
文型学習から実践的なロールプレイへ
2時間の講習の中では、動作を表す動詞や、依頼文の文型の中でも話し言葉として使われる丁寧の度合いに応じた色々な言い方を先に学習し、後半の時間にはロールプレイに取り組みました。ご紹介している写真は、その文型の学習をしている場面のものです。
後半のロールプレイでは、「〇〇を借りてきて」といった様々な指示を出して、当センターの職員室へ実際に行き、物を借りてくるという活動を行います。話し言葉の発声練習をするときは、リアルなイントネーションを使いながら進めるため、実習生の皆さんもとても楽しそうに取り組んでいるのが印象的でした。